菜虫蝶と化す
- 奈美 澤奥
- 2016年3月20日
- 読了時間: 1分
啓蟄の末候 菜虫蝶と化す
啓蟄 最後の五日間 19日まででした
冬を越した さなぎが蝶になる頃という意味です
子どもの頃 畑が遊び場所だった私たち
キャベツの葉には たくさんの青虫がいて
モグモグと美味しそうに食べている様子を見るのが好きでした
穴がだんだん大きくなっていくのが面白かったのです
無農薬のキャベツには 青虫が食べた穴があいています
「見た目は悪いけど 虫も安心して食べる野菜」
というのが 父のお決まりの文句
仕事から帰ったら 母が育てた 大小不揃いの春キャベツが^^
キャベツを見るたびに 近所のお兄ちゃんたちと 虫とり網をもって
モンシロチョウ アゲハチョウを追いかけた懐かしい記憶が蘇ります
春の優しい光を浴びてモンキチョウの薄い羽がキラキラ光っていました
その春 初めて出会う蝶のことを 初蝶というそうです
いつ初蝶に会えるか楽しみです

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