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『雨の日の物語』

 

私たちの実家は農林業を営んでいて

オフとなる雨の日には 人が集まる家でした

 

父の仕事仲間や親戚のおじさんが

どこからともなく集まり 

宴が始まることがよくありました

さっきまで畑にいた野菜たちが 

母の手によって

美味しいおかずとなって大皿に盛られ

雨音と笑い声に包まれて夜が更けていく

 にぎやかな雨の日が大好きでした

 

そんな雨の日の私たち姉妹の遊びは

 家の中での郵便屋さんごっこと

空から落ちてきた雫が坂道を下り

 家のたもとを流れる沢へ すべり落ちるまで 

雨の行方を追いかけること

 

今でも雨音を聞くと

紙とペンを持ちたくなります

お気に入りの傘をさし 

長靴をはいて 水たまりの中を歩きたくなります

今日はメールではなくて

ちょっと手紙でも書いてみようかな..

.と思うようなモノ

雨の日のおでかけが

いつもより楽しくなるようなモノ

雨の日のおうち時間を

ゆっくり丁寧に暮らしたくなるモノが

来てれくました

 

アメオト舎のモノたちが

みなさんのココロに虹をかけてくれますように

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